接客業、27歳、女

会いにいったのは5回。
出張依頼は二回。電話は一回。

私は旦那さんが大好きで、大好きなのが辛かった。
よそ見されるし、全然スイッチが入らなくなったし、セックスでイけないし。
そんな事で潰れたくなかった。対等でいたかった。
たまたま機会があってセックスがお仕事の人とした。とても上手な人なので、この人で駄目なんだから、いけないのは私が悪いんだ。そう思ってた。

でも、はるさんと初めて二人で会ったとき、話しただけなのにイった。すごくすごくムラムラした。すぐスイッチが入ってしまうし、自分から求めてしまった。

「愛だけじゃ気持ちよくなれんのじゃ」

ショックだった。そんなはずないって思いたかった。
旦那さんでもおかしくなれるはずだと思った。帰ってから確かめてみた。駄目だった。

悲しいことから逃げたくて、どうにもならなくて依頼をした。
はるさんは、脳イキの仕組みとか、私にある原因を、丁寧に説明してくれた。
その後は気持ちよすぎて覚えてない。ずっと気持ちよくて。
終わったあとにはとてもスッキリしていた。
同時に旦那さんでそうなれない私が悲しかった。

でもその後、はるさんに言われたことを気をつけて意識してみると、少しだけど、スイッチが入りやすくなった。
私は貪欲だから、もっともっと旦那さんとも気持ちよくなりたくて、スイッチの入れ方を教えてほしいと、また依頼した。

今回は生理と被りそうだったし、旦那さんへの罪悪感もあって、遊びながら話すだけでもいいかなーなんて思ってたから、何をするか聞かれたとき、カラオケに行きたいですって言ってしまった。
はるさんは、何がしたいのかを、何度も確認してくれる。

「ホテル行くか?」

罪悪感が、欲求の波にのみこまれた。
頭の中がぐるぐるする。途中でこけた。
ホテルについた。仮精算のお金を払う。
はるさんが、後ろにいる。脚に息が掛かる。
あ。だめだ。
はるさんは私のスイッチを、いつも簡単に入れてしまう。
気持ちよくて、声がもれる。

ソファに座って、どうして私のスイッチが入らないのか、メモに書いてもらいながら説明してもらう。すごくわかりやすい。

……ムラムラする。

スイッチは入りっぱなし。私はキチガイになってしまった。はるさんは私の興奮をどんどん上げていって、今まで出たことがない声気持ち悪い声が出た。全然可愛くない。
噛まれて痛いのに。首を締められて苦しいのに。気持ちいいは止まらなかった。気持ちいいの割合が強くて、気持ちいいしか考えられなかった。

一旦はるさんが手を止める。
「その声、旦那に聞かせられるか?」
すぐ、できると答えられた。
「なら、大丈夫や」

安心した。
また、与えられる快楽をただただ貪る。何もされてないのにいってしまう。きもちいい。きもちいい。


はるさんは、俺としたって得られるものはスッキリ感しかないと言っていたけど、“いく”と言う感覚を覚えるのは大事だと思う。はるさんに会うと、その感覚がはっきりわかる。
いくっていう感覚が少しぼやけてたのが、より鮮明になる。
ほんとは、パートナーと覚えていくのがベストなのだろうけど。


「君はちゃんと、相手の興奮に応えて自分をあげていける子や」

そう言ってもらえた。スイッチが入らないのも、気持ちよくなれないのも、全部、私だけが悪いんだと思ってた。
だって、相手はちゃんといけるから。でもそうじゃないみたい。

その日の夜、ほんとは少し躊躇われたけど、旦那さんとした。
めちゃめちゃにいった。
旦那さんが嬉しそうで、私も嬉しかった。
次の日からは戻ってしまったので、その日はどうやらはるさんの魔法が残ってたみたいだった。そううまくはいかないものだな。

はるさんと会うと、会ってるときにきっかけをもらって、その後に色々考えることが多い。アフターサービス付きなので、質問したら答えてくれるのでとても助かる。

まだまだ、先は長そうだけど、もっと、どうしたいのか、どうなりたいのかをしっかり考えて、伝えて、認めあっていけたらいいなと思う。

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乳母日記

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