彼と私の物語




 

 

2017年1月11日
私は男の人を買いました。

 

朝連絡を取り合い
現実だと思い知らされるその瞬間
耳まで聞こえるかのような心臓の音。
クラクラとするあの感覚。

 

彼の目を見ることが出来ない。
言葉と反対に無意識に『嫌だ』と出てくる。

 
2018年3月19日
1年経った今も私は男の人を買う。

 

画面に表示される彼の名前。
やっぱりまだ心臓がバクバクする。

 

今は彼の目を見て話すことが出来る。
興奮の材料として『嫌だ』を使えるようになった。

 

 

 

 
知人に聞かれた。

『どうして彼にお金を払い続けるの?』

私はこう答えた。

『彼と同じ場所で彼と同じ時間を過ごしたいから』

 
私は本当に彼の事が好きなんだと思う。

ただ、好きで片付かないような感情で
守ってあげたくなるような
愛おしい そんな気持ちが込み上げてくる。
彼の魅力は無数にある。

 

 

彼と同じ時間を過ごす度

彼の魅力に気付かされる瞬間
幸せだと感じる。
そんな私を私はとてもいいなと思う。

 

 

彼の匂い。彼の笑った顔。
彼の口癖。よく歌う歌。

だんだんと彼のことを知っていったけど
もっともっと知りたいなと思う。

わたしが楽しく生きていくには
まだこの時間が必要みたい。

 

 

『今日は何する?』
また悪い顔をして 私に笑いかけてね。

乳母日記

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